春はあけぼの

春はあけぼの

「はるはあけぼの。やうやうしろくなりゆくやまぎは、…」
 古典日本三大随筆と言われるものの一つ、平安時代に清少納言によって書かれたとされる「枕草子」の有名な一節ですね。小学校では声に出して読みたい日本文学の例として出されますし、中学校では国語の教科書にも掲載されているほどです。意味は「春は夜がほのぼのと明けようとする頃(が良い)。(日が昇るにつれて)だんだんと白んでいく、…」というものです。今も昔も、春の朝の少しひんやりとした独特の空気や景色に人々が魅了されている様子がわかる一節です。
 さて、この「あけぼの」、漢字で書くと「曙」ですが、どういう意味か知っていますか。これは、「夜明け。夜がほのぼのと明け始める頃」という意味で、「ぼの」は「ほのぼの」という語から来ています。転じて「新しい時代が始まったり、新しく事態が展開しようとする時」という意味でも使われます。

何か物事を始めるときの期待や高揚感、一方に抱える不安や緊張感は「春のあけぼの」に通じるところがありますね。みなさんには期待を胸に一つ一つ物事を取り組んで欲しいと思います。先生たちは「春のあけぼの」のように、キミたちの未来を明るく照らす、そんな存在になりたいと思い、日々邁進していきます。生命力あふれる夏、実り多き秋に向けて、今から新しいことにチャレンジしていきましょう。

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