【代表blog】今に見よ! 負けないことが、勝つための秘訣! ~逆境を乗り越えたネルソン・マンデラ氏の生き方に学ぶ~

【代表blog】今に見よ! 負けないことが、勝つための秘訣! ~逆境を乗り越えたネルソン・マンデラ氏の生き方に学ぶ~

皆さんは、これから先の「人生の行路」にあって、思うにまかせぬ境遇に立たされる時が何度かあるかと思います。まさに、その時、「嘆かず」、「腐らず」、「焦らず」、『じっとこらえて今に見ろ』と不屈の負けじ魂を通していくことが肝心です。未だ、世界は新型コロナウイルスの感染拡大で試練の状況に立たされています。この危機に対して、逆境を勝ち越えた偉大なる英雄の生き方を通じて、希望に満ちた未来を拓くヒントを探ります。
わずか三歩歩けば壁にぶつかるという、狭く、劣悪な牢獄の中で、なんと一万日・二十七年半もの間、横暴な権力と闘い続け、遂に勝利し、その国の大統領となり、ノーベル平和賞を受賞したその人こそ、南アフリカ共和国のネルソン・マンデラ氏です。かつて南アフリカ共和国は激しい人種差別の国でした。アパルトヘイト撤廃に身を投じたマンデラ氏は横暴な国家権力により、牢獄につながれました。
「一時間が一年にも感じられた」という過酷な獄中生活は、体を伸ばすこともできず、向こうが透けて見える薄い毛布で酷寒の夜をしのぐものでした。孤独から独房内の虫に話し掛けようとしたこともあったそうです。
その間、家族や同志は迫害され、母の病死、長男の事故死を牢の中で知りました。嘆願した葬儀への参列も、叶うことはありませんでした。言語に絶する地獄のような苦しみを味わっても、マンデラ氏は希望を失いませんでした。自身も結核をはじめ、大病を
経験しています。さらに石灰石の採掘場での重労働で目も傷めています。しかし、収監中の困難な状況下であっても、南アフリカ大学の通信課程を卒業し、勉強を続けたのです。
「全ての人種が平等に暮らせる『虹の国』を築く!」その心には大いなる理想の炎が燃え続け、「愚弄されても、屈辱を受けても、敗北を喫しても、くじけない人に、栄誉は与えられます」と語る言葉は、大きな意志を感じさせます。
静かなる闘争は、同胞を奮い立たせました。それはやがて国際社会をも動かし、アパルトヘイト撤廃への潮流は大きなうねりとなっていきました。そして一九九〇年二月十一日。ついに釈放の日がやって来ましたが、マンデラ氏にとって「闘争」は、釈放されてからが本番でした。収監当時、働き盛りの四十四歳だった年齢は七十歳を過ぎていました。
人種対立は深刻の度を増し、暴力が激化するなど、課題は山積み。黒人の復讐が始まるとの懸念が広がりましたが、マンデラ氏は対話の力で融和の道を探りました。粘り強い対話の末、一九九一年にアパルトヘイト関連法が廃止になり、一九九四年には南アフリカ初の全人種参加の選挙が実施され、マンデラ氏が大統領に選出されました。マンデラ氏は就任式で訴えました。
「絶対に、二度と再び、この美しい国で、人が人を抑圧するようなことがくり返されてはなりません」
「交渉による革命」は成し遂げられました。しかし、人種間にはぬぐいがたい不信が残ったままでした。そこでマンデラ氏は、黒人解放運動のシンボルである歌とアパルトヘイト時代の国歌をつなぎ合わせた新国歌の作成や、新たな国旗の制定など「あらゆる手段」を講じていきます。その一つの成果が、一九九五年に開催されたラグビーワールドカップの南アフリカ大会です。同国においてラグビーは「白人のスポーツ」。「スプリングボクス」の愛称で親しまれる代表チームは、それまではアパルトヘイトの象徴でもありました。マンデラ氏はチームカラーの「緑と黄金色」の帽子をかぶり、最前線で応援しました。代表のスローガンは「一つのチーム、一つの国」。その人気は勝ち進むにつれ、人種を問わず高まっていきます。試合の日には「黒人居住区でも人影が消える」といわれるほど、多くの国民がテレビの前で声援を送りました。
迎えた決勝戦。スプリングボクスは強豪ニュージーランドに競り勝ち、初優勝を飾ります。スタジアムでは至る所で新国旗が振られ、新国歌が高らかに歌われました。白人と黒人が一つになった大会は、「虹の国」実現への確かな一歩となりました。マンデラ氏は、身近なところから、敵をも味方にしていったのです。こうした地道な努力の中にこそ、勝利の栄光は築かれていきます。
「嘆かず」、「腐らず」、「焦らず」、『じっとこらえて今に見ろ』と不屈の旗を振り通して、輝かしい栄光の勝利を手にしたのです。
厳しいコロナ禍を乗り越えて、受験に挑む若き君よ!
INGの先生は、いつも皆さんを信じ、栄光の勝利をつかむその日まで、全力で応援します。
最後の勝利を信じ、今を勝ち、今日も一日、自分と闘いましょう!

2023.4.6
ING進学教室 
代表 岡田弘行

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